漢方薬の原料は、天然の植物、鉱物、貝殻、動物などです。
植物は根や茎、実や花など、さまざまな部位を乾燥させたものを使用します。鉱物には石膏、貝殻には牡蛎、また動物にはロバの皮である阿膠などがあります。
これらの原料を全て生薬と呼び、漢方薬はこの生薬を組み合わせて作られます。
形状は、刻んだ生薬をそのまま組み合わせた煎じ薬、生薬をすりつぶして粉にした散剤、丸めて飲みやすくした丸剤、煎じ液を加工して顆粒状にしたエキス剤などがあります。
一般的に食事と食事の間(おなかのすいた食間)に飲む方が、吸収がよいとされますが、中には食後に服用したほうがよい処方もあります。