人生最期の瞬間まで、できることならば「頭」もはっきり、「体」もイキイキと元気でありたいというのは、誰しも願う所です。
しかし、現実は中々難しいケースも多いようです。服用すれば瞬く間に治ってしまう認知症の特効薬は、今の所存在しません。
認知症の一番の原因は、いわゆる脳の老化です。脳血管の動脈硬化により起こる脳の血流不足。そして細胞膜の脂質が酸化し、神経の機能障害を来すこと等により起こります。
細胞膜の酸化を防ぐSODと呼ばれる酵素が、年齢と共に減少することで進行します。脳細胞の守り神たる酵素が減り、神経細胞が次第に壊されてしまうわけです。
思考や記憶を主る脳の働きを、漢方では主に、五臓の中の「心」や「腎」に置き換えて考えます。進行を遅らせるべく、これら心、腎を積極的に補い、血流保持の対策を講じます。
一人一人の体質を詳細に見極め、植物や動物薬などを主に、処方を組み立てます。
不眠や抑うつ、暴言や徘徊などの認知症の周辺症状の緩和に役立つ、専門店ならではの貴重な漢方処方も数多くございます。
この種の相談は、中々デリケートな側面もあり、ご本人の直接の来店が難しいケースもございます。
安心堂では、代理のご家族様による相談も、随時承っております。どうぞお気軽にお声掛け下さい。