Q4 漢方薬は、どの位で効果が出ますか?


漢方薬 服用前

 発病してからの期間や、個人の体質によって異なります。

 一般に、急性の風邪症状であれば1~2服から効果が現れ、他の疾患でも「証」に合えば3~4日の服用で改善のきざしが見えます。 

 

 漢方薬は長く服まなないと…と従来言われてきたのは、慢性化し病気が悪化した頃から漢方薬を始めるケースが多かったからのようです。

 

 一方、中には一旦改善しかけたかにみえても、季節の変わり目などに、再度症状がぶり返す方もおります。多くの場合、生活習慣の乱れや、元々の体質に起因するケースが多いようです。

 

 こうした場合、再発防止の観点から、半年から1年を目安に体の基盤をしっかり強化します。人の体調は常に一定ではなく、日々過労やストレス等と戦っています。

 

 もともと体調を崩しやすく、また全身の衰えを感じ始める頃、瓊玉膏(けいぎょくこう)などの養生薬を「転ばぬ先の杖」として、コツコツお続けになっている方をよくお見受けします。

漢方薬 服用後