Q3  漢方は症状によって得意、不得意はありますか?


 一般に倦怠感や冷え、慢性的な痛み、イライラなど、西洋医学では治療法の少ない症状や不定愁訴の改善に、漢方は力を発揮します。

 たとえ検査で特別異常が見つからなくても、漢方的な体質や不調の原因を見分けることが出来れば、対策や改善法のご提案が可能です。

 

 また、月経に関連した不調や更年期障害も、漢方の得意分野の一つです。西洋医学ではホルモン療法が一般的ですが、ホルモン剤の長期使用に抵抗を覚える方も少なくありません。

 漢方では、女性ならではの不調を「血(けつ)」のトラブルととらえ、不足や滞りを解消しながら、バランスの調和を図ります。

 

 一方、癌や循環器疾患など生命に関わる病気は、西洋医学が中心となるケースが多いです。

 漢方は近年、西洋の標準治療を補完すべく、体力や精神面のフォローなど、継続の為の土台作りに積極的に活用されています。

東洋医学(漢方) VS 西洋医学